[ブログ]新年の抱負
2025/01/06
新年あけましておめでとうございます。
昨年の辰年に続いて今年は巳年。 蛇が脱皮するように 新しい自分に生まれ変わるとか、
新しいことにチャレンジする年とか言いますが 、蛇のようにクネクネと障害をかわしながら、
粘り強く生きる一年になるのでしょうか
諦めずに粘り強くやり切るを今年のテーマにしたいと思います。
さて、年をとるごとに過ぎ去りし1年の早いこと、ボーとしていたらあっという間に一年が終わりそうなので
今年前半の抱負を述べたいと思います。 前半のテーマはずばり腎を補うこと。
東洋医学ては、先天の元気は腎が主ると言います。
腎気は、幼少期の成長発達、思春期の性機能の発達など生涯にわたり私たちの生命維持に貢献してくれる元気のもとです。
しかし、壮年期、老年期に入ると、この腎気は少しづつ先細り、弱っていきます。
そして冬の季節は、この腎気をしっかりと充電するのに適した季節です。
補腎薬として、最も有名なのが八味地黄丸 。夜間頻尿の薬として薬局ののぼりでみなさんご存知の薬です。
実はこの薬、足腰を強くして、生きる力を補給して、老化に逆らうアンチエイジングの代表処方なのです。
腎気を補う生薬として大切なのが、地黄、山茱萸、山薬の三つの生薬です。
地黄は腎気を補う代表的な生薬、山茱萸はその酸味でエネルギーが漏れて散じてしまわないように、身体に戻す収斂作用があります。
山薬は山芋の根っこで 胃腸を守りながら元気を補う、食品として食卓にも上がるとても使いやすいです生薬です。
また冷えに対する生薬の代表が附子、新陳代謝を活発にして、冷えを取り除きます。
今年はその組み合わせや比率にも拘りながら、一人一人に合った補腎の匙加減をしていきたいと思っています。
腎を補うことで、新しいことにチャレンジする力が出たらいいですね。
今年もよろしくお願いいたします。