[ブログ] 吉野の製材所まで行ってきました。

2015/12/01

201601252015年11月16日、本日はツキデ工務店の田口さんに連れられて、朝より奈良県吉野郡の吉野中央木材まで見学に行ってきました。当院で使われているフローリングの檜や杉板は、この製材所で加工され、当院に運ばれてきます。つまりここが木の故郷です。吉野川に沿ってたくさんの製材所が並び、車から降りたとたんにさわやかな空気と木の香りが迎えてくれて、自然に恵まれた製材の町であることがわかります。

そこで石橋専務さんにお話を聞きました。木を切るのには時期があって、夏を過ぎてから伐採され葉をつけたまま、自然乾燥させます。葉っぱをつけていた方がそこから水分の抜けてゆくのだそうで、これを葉枯らしというのだそうです。持ち込まれた原木は選別されたのち、丸太を皮むきして製材工程に入ります。製材する時には、木の性質をよく判断して、その木材に最も適した“角材”を得るため“木取り”をします。一度大きめに製材して、乾燥処理の後、曲がりを修正挽きするのだそうです。その後、必要に応じてカンナがけされて保存あるいは出荷されるのだそうです。この工程の説明を石橋専務さんからしていただきました。

当院では窓に面したカウンター席に10センチ角の杉の支柱を立てますが、割れたり欠けたりがないように芯を外した材木を一本一本選んでいただいたのだそうです。これも工務店さんと製材所さんとの信頼関係があって、材料を選んでいただいたということがわかりました。木目の美しさをみても本当にいい材料を選んでいただいたのがわかります。

石橋さんはホームページに書いておられます。とにかく「木のある生活はきもちいい」と。当院に、おいでになる患者さんにも「木のあるクリニックはきもちいい。」と思っていただけたらうれしいです。